センスの良いオリジナルTシャツを作成するには? 7つのコツを解説

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オリジナルTシャツ作りはプリント業者に依頼するだけではなく、自分でシミュレーションしながらTシャツを作れるサイトが増え、気軽に作れるようになりました。そこで重要になるポイントはどのようなデザインにするかです。

おしゃれなデザインに仕上げたくても、いざデザインを考えはじめると、なかなかいいデザインが浮かばなかったり、うまく構成が組めなかったり、悩まれる方もいらっしゃるでしょう。

体育大会や文化祭などの学生イベントで使用する場合や、社会人になってから会社のイベントで、もしくは推し活の一環で製作する場合もあるかもしれません。

センスの良いオリジナルTシャツに仕上げるために、押さえておくべきコツが7つあります。
7つのコツに加えてデザインを考えていく時にポイントとなる手順も紹介していきますので、初めてのオリジナルTシャツ作りで不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

おしゃれなオリジナルTシャツを作る7つのコツ

おしゃれなオリジナルTシャツを作る7つのコツ

用途に合わせてデザインテイストを決める

オリジナルTシャツを製作する目的や用途に応じて、デザインテイストを決めましょう。

オリジナルTシャツといっても、文化祭や体育大会など学生イベントでクラスTシャツとして作るのか、サークルや部活で作るのか、イベントのスタッフTシャツを作るのか、自分のために作りたいのかなど、製作する目的は様々です。

Tシャツを着るシーンや目的によって、適したテイストは異なるので、どのようなイメージを連想できるのか考えて、おおまかにモチーフやテイストを決めましょう。

例えば体育大会であれば一致団結や勝利といったイメージにしたり、文化祭であれば出し物に応じたイメージにしたり、着用目的からデザインテイストを膨らませてみましょう。

また誰が着るのかもポイントです。クラスメイトが着るものと、老若男女問わず幅広い世代が着るものであれば、デザインの方向性に違いが出るでしょう。

オリジナルTシャツの着用シーンに合わせてデザインを考えると、発想を膨らませやすく、目的とブレのないテイストに仕上げやすくなります。

Tシャツの色に合わせて配色する

デザインに使う色は、Tシャツの色を考慮して決めましょう。

Tシャツの色と同系統の色を使ってデザインしてしまうと、遠目から見てわかりにくいデザインになってしまいます。

例えば白いTシャツを使ってオリジナルTシャツを作成するのであれば、どのような色を使ってもわかりやすいデザインになりますが、赤いTシャツに濃いピンクや、青いTシャツに紺などは、Tシャツの色とデザインの区別がつきにくくなります。

せっかくのデザインが映えないので、遠目から見てもわかるデザインになるよう計算して配色しましょう。

とはいえ、紺や水色など、ある程度明暗の違いがある同系色で揃える配色もまとまりのあるデザインになり、逆に補色を使用すればインパクトのあるデザインに仕上がります。

ただし複数の色を使い過ぎるとまとまらないので、多くても3~4色程度でデザインすることが大切。色の数が少ないほど、まとまりのあるデザインに仕上がります。

どうしても複数の色を使いたい場合は、明度や彩度を統一するとバランスの良いデザインになります。

デザインを詰め込み過ぎない

デザインを詰め込み過ぎると、情報量が多くごちゃごちゃしてしまうので、シンプルにまとめるよう心掛けましょう。

あれもこれもと詰め込みたくなるかもしれませんが、イラストや文字など多くの情報を入れ過ぎると、どこに注目して良いのかわからないデザインになってしまいます。

伝わりにくくなってしまうのはもちろん、デザインとしても良いものに仕上がりません。

足してばかりでは情報過多になるので、引き算を心掛けることが大切です。

どうしても「モチーフを多く入れたい」「参加者全員の名前を入れたい」など、イラストや文字が多くなる場合は、メインのイラストや文字を大きくして、その他を小さくしましょう。

デザインの大きさが分かれることでメリハリが生まれ、まとまりのある仕上がりになります。

外せない文字やロゴなどを決める

デザインを詰め込み過ぎないためにも、絶対に入れたい文字やロゴ、イラストなど、外せないデザインを決めておきましょう。

テイストが決まった段階で決めておくと、デザインがまとまりやすくなります。

例えば体育大会用ならクラス名やスローガン、文化祭用なら模擬店のロゴやイメージなどが挙げられ、他にも参加者や着用者の名前なども考えられます。

スッキリとしたデザインに仕上げるためには引き算が大切ですが、絶対必要なデザインを決めておくことで、バランスを取りやすくなるでしょう。

またデザインは統一感が重要です。文字・ロゴのフォントや、線、色塗りの表現、イラストのアウトラインの有無など、使うモチーフのデザイントーンがバラバラになるとチグハグな印象になってしまうので統一しましょう。

加えてイラストや文字をレイアウトする際は、一辺もしくは中心を揃えるのがおすすめです。

デザインにまとまりが生まれるので、きれいに仕上がります。ずらすのも一つの手ですが、バランスを取るのが難しいため上級者向けです。

デザイン集やSNSなどを参考にする

デザイン集やSNSを参考にすると、デザインのアイデアが出やすくなります。

ゼロからデザインを考えるのは難しく、イメージは浮かんでも具体的なデザインに落とし込むにはデザインの知識も必要になります。初めてデザインする場合は、余計に難しく感じるはずです。

オリジナルTシャツを製作している業者の中には、デザインテンプレートやデザイン集を公開しているところが多くあります。

またInstagramをはじめとしたSNSでも、クラスTシャツなどのオリジナルTシャツが数多くアップされています。

これらのデザインを参考にすることで、どのようなデザインにしようかアイデアが浮かびやすくなるでしょう。

お手本となるTシャツの色やフォント、イラストモチーフなどを参考にすることで、よりセンスの良いオリジナルTシャツに仕上げられます。

複数の人に意見を聞いてみる

オリジナルTシャツ作りに関わっていない、第三者の意見を聞いてみることも大切です。

Tシャツのデザインを考えていると「本当にかっこいい?」「自分ではよくできていると思うのだけど」と不安に思うことでしょう。

特にクラスTシャツやイベントTシャツのような、複数人に着てもらうTシャツの場合、自分の好みやセンスに偏っていないか心配になりがちです。そこでデザインに関わっていない人に客観的な意見をもらうことが大切です。

複数人から客観的な意見をもらうことで、偏りのないデザインに仕上げられます。

また一つのデザインにこだわらず、複数パターンを作るのも手です。

モチーフを変えてみたり文字を変えてみたりというのはもちろん、同じモチーフ・ロゴでも配置を変えたりフォント・サイズが違ったりすれば異なる印象に仕上がります。

複数パターンを比較することで、より良いデザインを作り出せます。

どのパターンにするべきか迷う場合は、複数パターンの中からどれが良いか第三者に選んでもらったり、投票してもらったりするのもよいでしょう。

デザインの配置に気を付ける

プリント可能範囲ギリギリまで、デザインを入れないよう気を付けましょう。

Tシャツのデザイン作りは2Dで行いますが、実際には3DのTシャツに仕上がるので、プリント可能範囲ギリギリまでデザインしていると、着用時にデザイン全体が見えないかもしれません。

例えば大きな龍をプリント可能範囲限界まで描いていても、実際に着用すると正面からは龍の頭や尻尾部分は見えず、胴体だけの何かわからないデザインに見える可能性があります。

プリント可能な範囲は業者によってまちまちですが、基本的にプリント可能範囲ギリギリまで入れると、着用時にデザインが崩れやすくなるので要注意です。

どこまでデザインを入れていいか判断に困る場合は、プリント後にどのように仕上がるのか業者に確認してみるのがおすすめです。

またデザインを入稿すると、仕上がり見本を作ってもらえるケースがほとんどなので、必ず細部まで確認しましょう。

センスの良いオリジナルTシャツを作りたい!デザイン手順のポイント

センスの良いオリジナルTシャツをデザインする手順

オリジナルTシャツを作る方の中には、初めてデザインに挑戦する方もいらっしゃるでしょう。「デザインって何から手を付けていいのかわからない」と悩まれるかもしれません。

センスの良いオリジナルTシャツをデザインするためにポイントとなる手順があります。ひとつひとつクリアすることで、完成に近付いていけるため、ぜひ参考にしてみてください。

1.トレンドをチェックする

SNSなどを活用して、トレンドをチェックしましょう。
初めてデザインに取り組む場合、何も参考にせずアイデアを絞りだすには限界があります。アイデアのヒントとなるようなデザインを探してみましょう。

流行りのデザインの傾向などもつかみやすくなるので、トレンドのチェックは重要なポイントです。

例えばInstagramでクラスTシャツの投稿をチェックしたり、Pinterestで流行りのTシャツデザインをチェックしたりといった方法があります。

特にPinterestは世界中のデザインを閲覧できるので、幅広いジャンルのデザインを参考にしやすくなっています。

ただし、見つけたデザインはあくまで参考として活用することが大切です。そのまま真似してしまうと著作権違反になります。

2.アイデアを書き出す

アイデアが出てきたら、まずは書き出していきましょう。
各種SNSでヒントを見つけることで、取り入れたいモチーフや使いたいフォント、組み合わせたい色などが出てきたと思います。
出てきたアイデアを忘れてしまわないように、メモとして書き出していきましょう。

いくつかアイデアが出たら、オリジナルTシャツを作りたい目的や必要なモチーフなども踏まえた上で、どのアイデアを採用するか選択していきましょう。

3.簡単にデザインを描き出してみる(ラフ画を描く)

デザインのアイデアが固まってきたら、ラフ画を描いてみましょう。
ラフ画というと難しそうな印象を受けるかもしれませんが、簡単にデザインを描き出してみるだけでOKです。頭の中に、ぼんやりとあるイメージを形にしてみましょう。

実際にデザインを行う際はIllustratorやPhotoshopといったデジタルで行いますが、ラフ画の段階では修正しやすく直感的に表現できる紙とペンといったアナログな方法が向いています。

この時点で必要な写真やイラスト、フォント、カラーリング、質感などが決まっているのであれば、メモしておいてください。デザインがより具体的になります。

いくつかアイデアがある場合は、ラフ画を複数パターン用意しておくのも良いでしょう。

4.ラフ画を参考にデザインを起こす

出来上がったラフ画を参考に、デザインを起こしていきましょう。

デザインを起こすには、IllustratorやPhotoshopなどのツールを使うのが一般的です。IllustratorやPhotoshopでデザインができれば、データをそのまま入稿できます。

細部までこだわってデザインすることができ、ほとんどの業者が微調整や簡単な修正を無料で行ってくれます。

ラフ画を参考にデザインを起こせば、あとは印刷するだけでオリジナルTシャツの完成です。

デザインが初めてならフリーソフトが便利

初めてデザインを行うのであれば、便利なフリーソフトを活用するのがおすすめです。

IllustratorやPhotoshopといったツールはプロも使用する本格的なものですが、専門的なツールのため月額料金が必要になります。

本業や副業、趣味などで活用しないのであれば、大きな出費となってしまいます。

お試し期間であれば無料で利用することも可能ですが、初心者には操作が難しく感じるかもしれません。
デザインが難航した際に、無料期間を過ぎてしまうことも考えられます。

フリーソフトであればお金がかからないのはもちろんですが、初心者でも使用しやすくなっているためおすすめです。

例えばCanvaやGIMP、GravitDesignerなどのソフトであれば、無料できれいなデザインを誰でも作りやすくなっています。

特にCanvaは多くのテンプレートがあるので、テンプレートを参考にしながらデザインを作れます。

加えて無料で使えるアイコンやイラスト、写真なども多く、自身で追加することも可能です。パソコンはもちろんスマートフォンからも操作できるので、いつでも編集できます。

初めてデザインを行う際など、専門的なツールに慣れない場合は、フリーソフトを使ってみてください。

デザインの自作が難しい場合は業者に依頼しよう

自分でデザインを起こすのが難しい場合は、業者に依頼してみるのも一つの手です。

自作したラフ画を基に、自身でデザインを起こすのが通常の手順ですが、オリジナルTシャツ製作業者の中には、ラフ画からデザインを起こすのを代行してくれる業者もあります。

手書きでデザインを製作して、伝えたいイメージをメモして送るだけで、データ化してくれます。フリーソフトを使っても難しい場合や、時間が取れない場合などにおすすめです。

またマイシュミが提供する「デザインシミュレーター」であれば、特別なソフトなどを使わなくても、サイトの中でデザインを製作して、そのまま入稿することが可能です。

オンライン上で文字やイラスト、写真などを自由にレイアウトできるので、誰でも簡単にデザインできます。

既に用意されているイラストなどを使えるのはもちろん、データをアップすることもできます。

マイシュミはデザインが終わったあとに立体的なTシャツモデルでデザインの仕上がりを確認できるところもポイントです。立体になった際にどのようなイメージになるのか、視覚的にわかりやすくなっています。

コツを押さえておしゃれなオリジナルTシャツを作ろう

オリジナルTシャツを作る上で最も重要ともいえるデザイン。ゼロから全て考えるのは難しいので、ご紹介した7つの作り方のコツを押さえて、アイデアを出してみてくださいね。

マイシュミでは「デザインシミュレーター」で簡単にデザインを作れるだけではなく、仕上がりを確認できるのも魅力です。

発注してから「思っていたのと違う」とならずに済むので、安心して発注できます。オリジナルTシャツを製作したい方は、ぜひチェックしてみてください。

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