失敗しないオリジナルTシャツのデザイン方法

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自由自在にデザインを楽しめるオリジナルTシャツは、クラスのユニフォームやイベントのスタッフTシャツなど、さまざまな活用方法があります。
しかし、オリジナルTシャツはデザインに自由があるからこそ、どんなデザインを作ったらよいか悩んでしまう人もいるでしょう。
この記事では、オリジナルTシャツをデザインするの時のコツやポイントについて詳しく紹介していきます。これからオリジナルTシャツを作成する人は、ぜひ参考にしてみてください。

オリジナルTシャツをデザインするときのコツ

オリジナルTシャツは自由なデザインを楽しめるのが良さでもありますが、自由にできるからこそどんなデザインにするべきか悩んでしまうものです。
オリジナルTシャツをデザインする時は、これから紹介する6つのポイントに注意してみましょう。コツを押さえて制作することで、デザインに悩む時間をぐっと短縮できますよ。

目的とテイストを決める

オリジナルTシャツを作る上でまずやるべきことが、『目的』と『テイスト』を決めることです。
オリジナルTシャツを作る目的は、人によってさまざまでしょう。代表的なもので言うと、学校の文化祭で着るクラスTシャツ、部活動やスポーツチームのユニフォーム、イベントのスタッフTシャツなどが挙げられます。このほかにも、個人の普段着や、家族や友達とお揃いで着るといったケースもあるでしょう。

「なぜオリジナルTシャツを作るのか」という目的を明確にしたら、次はその目的のためにはどのようなテイストにすべきかを考えます。
例えば、文化祭で喫茶店をやるクラスが着るオリジナルTシャツであれば、一目見て喫茶店を連想できるようなテイストにするとよいでしょう。部活動のユニフォームとして着るなら、部で掲げている目標や理念に沿ったテイストにするのがおすすめです。

かっこいいテイストか可愛いテイストかなど、Tシャツを作る目的に合ったテイストをあらかじめ決めておくことで、具体的なデザインを考えやすくなります。

情報収集をする

オリジナルTシャツのテイストを決めたら、次はそのテイストを表現するために役立つ情報をできるだけ多く集めましょう。
オリジナルTシャツは色々な人が作っていて、最近では作ったオリジナルTシャツをSNSなどに投稿する人も増えています。ネットで調べれば多様なテイストのオリジナルTシャツを見つけられるので、自身の求めるテイストに合ったものをピックアップしましょう。
ほかの人が作ったオリジナルTシャツのデザインを参考にすることで、自分が作るオリジナルTシャツをどんなデザインにしたいのかヒントを得られるはずです。

デザインのメインとなるモチーフを決める

どんなテイストにするのか、どんなイメージで作るのかというオリジナルTシャツの大まかな骨組みが決まったら、いよいよ具体的なデザインを考えていく必要があります。
とはいえ、いきなりデザインの細部まで考える必要はありません。まずはデザインのメインとして使う『モチーフ』を何にするのか決めましょう。

モチーフは写真やロゴ、イラストなど、さまざまなものがあります。
記念写真などをモチーフとして使う場合は、周囲と思い出を共有しやすく、温かみのある仕上がりになります。所属する部活やチームのロゴをモチーフにする場合は、一目見てどんな集団なのかが分かり、チームの雰囲気をダイレクトに伝えることができます。
また、イラストをモチーフにすれば、唯一無二のオリジナリティの高いTシャツを作れるでしょう。

モチーフはデザインの要となる重要な部分なので、時間をかけてじっくりと考えるべきポイントです。ロゴやイラストを一から作るのが難しい場合は、外注してプロの手を借りてみるのもひとつの手です。

Tシャツデザインには色も大事な要素となる

色が人に与えるイメージは大きいため、オリジナルTシャツの色決めはモチーフと同じくらい重要なポイントです。
可愛らしい雰囲気にしたいならピンク、元気なイメージを与えたいなら赤、清潔感を重視したいなら白など、色はそれぞれのカラーごとに人に与える印象が異なります。

Tシャツのテイストやモチーフ、また色の効果をしっかりと考慮した上で、オリジナルTシャツのイメージカラーを決めましょう。

長く着用するならTシャツの素材にもこだわろう

オリジナルTシャツに使われる生地の素材は多種多様で、綿、ポリエステル、ドライなど、複数の種類の中から好みの素材を選ぶ必要があります。
「とにかくコストを抑えたい」という場合は一番安価な素材を選んで問題ありませんが、長く着用する場合や使い勝手にも考慮したい場合は、Tシャツの素材選びにもこだわりましょう。

綿は吸水性や保湿性に優れているため、暑い時期には汗をかいてもすぐ乾き、寒い時期には熱が逃げにくいという特徴があります。ポリエステルやドライは速乾性に優れ汗に強いため、運動時などに重宝できます。

それぞれの素材の特徴を理解した上で、Tシャツを使う場面に適した素材を選びましょう。そうすることでTシャツの劣化防止に繋がり、着用時の使い勝手も良くなります。

プリント方法を決めておく

どんなプリント方法を選択するかでも、オリジナルTシャツが人に与える印象は大きく変わってきます。
「ポップな雰囲気で光沢が出る感じにしたい」「刺繍を入れて温かみのある雰囲気にしたい」など、オリジナルTシャツを作る際はモチーフに合ったプリント方法を選ぶことが大切です。
プリント方法の詳細については、下記を参考にしてみてください。

・シルクプリント
美しく自然な仕上がりで、最もポピュラーなプリント方法です。しかし、写真などの細部までを再現するのは難しいという特徴があります。
プリントする枚数が多ければ多いほどコストを抑えられるため、たくさんのオリジナルTシャツを作る必要がある場合におすすめです。

・転写加工
『圧着シート』と呼ばれるシートを商品に圧着してプリントする手法です。繊細なデザインもキレイに仕上がり、色の数にも制限がないのが特徴です。
1枚からでもプリントしてくれる業者が多いので、オリジナルTシャツの作成数が少ない場合でも利用できます。

・刺繍
1本1本の糸を生地に直接縫うことでイラストや模様を表す方法です。耐久性に優れ、洗濯しても劣化の心配がほとんどありません。
高級感のある雰囲気を演出できますが、ほかの方法と比較するとコストが高くなりがちです。

Tシャツデザイン依頼時の注意点

オリジナルTシャツの具体的なデザインが決まったら、いよいよデータを入稿して製作依頼をかけましょう。
Tシャツの製作を依頼する際は、これから挙げる下記のポイントに気をつけることが大切です。そうすることで、「仕上がりがイメージと違った…」という事態を防ぎやすくなります。

イラストや写真は高画質のものを選ぶ

オリジナルTシャツのモチーフにイラストや写真を使う場合は、高画質のものを用意しましょう。データが小さく画素数が低いものを無理に引き伸ばして使うと、プリント時の仕上がりが粗くなり、まるでモザイクがかかったかのようにぼやけてしまいます。
使用するデータはできれば350dpi以上の高解像度のものを選び、元のサイズから大きく引き伸ばしたり縮小させたりしたものは使わない方が無難です。

著作権に注意

好きな芸能人やアニメ、企業のキャラクターやブランドロゴなどをモチーフとして使用しようとしている場合は、著作権や肖像権の侵害に該当する場合があります。その場合、そもそも業者に発注をかけても受け入れてもらえない可能性が高いです。
また、著作物の権利者に無断で芸能人の写真やキャラクターのイラストを使用すると、最悪の場合罰金などの法的ペナルティが課されることもあります。
用意したデザインの中に著作物が含まれていないか、今一度チェックしてから入稿作業を行いましょう。

サイズ別によるデザインの大きさ

使用するデザインはTシャツのサイズによって見え方が変わってきます。
例えば、縦横20センチのデザインデータを用意した場合、それをSサイズのTシャツに印刷するかXXLサイズのTシャツに印刷するかでデザインの見え方に違いが生じます。SサイズのTシャツではインパクトのあるデザインでも、XXLサイズのTシャツではデザインが小さく見えてしまうでしょう。

クラスTシャツなどサイズの異なるTシャツを複数枚作る時は、このようなデザインの見え方の違いにも配慮することが大切です。

安く作りたいならこの方法がおすすめ

大量のオリジナルTシャツを作る場合、できればコストは抑えたいですよね。オリジナルTシャツを安く作りたい場合は、下記のポイントに注意することが大切です。

  • Tシャツのサイズを統一する
  • プリント方法にお金をかけ過ぎない
  • Tシャツの本体価格が安い業者を選ぶ
  • 配送料がかからない業者を選ぶ
  • 納期を長く設ける
  • プラス料金のかからない本体カラーを選ぶ

発注後に「想像以上にコストがかかった」ということがないよう、オリジナルTシャツを作る際はこれらのポイントに十分注意しましょう。

プリントの位置

デザインをプリントする場合、凹凸のある箇所やジッパーの上、またボタンのかかる場所や生地の縫い目へのプリントはできません。これは印刷箇所が平らでないと、プリントしたデザインにズレが生じてしまうからです。

「プリントの位置がイメージしていた場所からずれた」という事態を防ぐには、ポケットなしのものなど、凹凸のない型のTシャツを選ぶことが大切です。

入稿後の変更はできない

オリジナルTシャツを製作しているほとんどの会社では、入稿後の変更は受け付けていません。また、オリジナルTシャツはオーダーメイド商品のため、デザイン入稿後は自己都合による返品や交換はまずできないと思っていてください。
どこのサイトを利用する場合も、入稿前にTシャツの完成形を確認できるサンプル画面を見れるはずです。イメージと相違がないよう、入稿前にしっかりとチェックしておきましょう。

まとめ

オリジナルTシャツのデザインはただ闇雲に製作するのではなく、ポイントを押さえて作業を進めることが大切です。
モチーフやカラー、素材にもこだわってデザインを考えることで、世界に一つだけのとっておきのオリジナルTシャツを製作できます。
今回紹介した内容を参考にしながら、納得のいくお気に入りのデザインのオリジナルTシャツを作ってみてくださいね。

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