マグカップの選び方で意識するポイントは?目的毎で種類を使い分けよう

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毎日の暮らしで使うマグカップは、ホットコーヒーやカフェオレはもちろん、スープやビールを飲むときにも使えます。特にアメリカでは、たっぷりのアメリカンコーヒーをリビングやオフィスで飲む習慣があるため、手軽でカジュアルなマグカップが広く愛用されています。

一口にマグカップと言っても、種類はさまざま。どれを選べばよいのか迷う方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は形や素材、容量やデザインなど「マグカップ選びで意識するとよいポイント」を紹介します。他のカップとの違いも解説するので、マグカップを新調しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

マグカップの選び方で意識するポイント

家庭やオフィスなどでカジュアルに使用されているマグカップ。毎日使うものだからこそ、それぞれのライフスタイルや好みに合わせて選びたいものです。

では何を基準にマグカップを選ぶとよいのでしょうか。選び方の基本を見ていきましょう。

形から選ぶ

マグカップの形は、円筒型のカップに取っ手の付いたタイプが一般的です。一口に円筒形と言っても飲み口が広がっているものや、飲み口が狭くなっているものなどがあります。

使いやすいのは口元から底までの直径が同じ、シンプルな寸胴型のタイプです。好みで丸みのあるタイプやユニークなデザインを選んでもよいですが、倒れにくい形状のものを選ぶとよいでしょう。

取っ手にもさまざまなタイプがあります。持ちやすいのは取っ手の幅が広いタイプです。取っ手が細すぎると、飲み物を入れたときに指に負担がかかりやすいためです。

取っ手のスペースにもこだわってください。人差し指と中指が入るくらいの余裕があると、持ちやすいでしょう。取っ手に指が1本しか入らないものや、本体から取っ手が離れているタイプは持ったときに重く感じます。

素材から選ぶ

マグカップの素材には、ステンレスや耐熱ガラス、ホーローや木など、さまざまなものがあります。中でも家庭やオフィスで一般的に使われているのは「陶器」「磁器」「半磁器」の3つです。

「陶器」は、主原料に粘土状の陶土を用いて800〜1,300℃で焼き上げた器です。細かい土を使用するか、粗い土を使用するかで仕上がりの手触りが違います。熱伝導率が低く「熱しにくく冷めにくい」ため、熱い飲み物を飲む場合におすすめです。

「磁器」は、主原料に陶石を用いて1,200〜1,400℃の高温で焼き上げた器です。ガラスの材料ともなる陶石を砕いて粉末化した石粉を使用するため、陶器と比べるとツルツルとした仕上がりになります。陶器に比べると吸水性が低く、硬度が高いのが特徴で、熱伝導率が高く「熱しやすく冷めやすい」傾向があります。

「半磁器」は、陶土と陶石を混ぜ合わせて1,200〜1,300℃の窯で焼いた器です。陶器のやわらかい印象と磁器の強度、両方の特徴をもっています。電子レンジやオーブンでも使えるように加工されたマグカップが多いのも半磁器の特徴です。「陶器」「磁器」「半磁器」では異なる特徴があるため、ライフスタイルや好みに合わせて素材を選んでください。

容量を選ぶ

マグカップの容量に明確な定義はありませんが、コーヒーカップやティーカップに比べると容量が大きめに作られるのが一般的です。市販されているマグカップも250ml〜400mlくらいの容量が主流でしょう。

コーヒーなどの飲み物だけに使用して、一度に多くの量を飲まないなら300cc以下のマグカップでもよいですが、オフィスで使うなら一度に多くの量を注げる方が、席を立つ回数が少なくてすみます。

氷を多めに入れた冷たいドリンクを飲むなら350cc以上の大きめサイズがおすすめ。具入りのスープを飲むなら400ccくらいの大容量が便利です。

好みのデザインから選ぶ

機能や素材だけでなく、好みのデザインかどうかもマグカップ選びの大切なポイントです。毎日使うものだけに、お気に入りのデザインを選んで長く愛用してください。

部屋の雰囲気に合わせて、デザインを選ぶのもおすすめです。

ナチュラルテイストの部屋なら自然な雰囲気で表情豊かな陶器のマグカップが似合います。部屋がシンプルでクールな空間であれば磁器製のマグカップを選ぶとマッチします。

リビングでホッと一息つくとき使用するなら気持ちが落ち着くようなデザイン、オフィスで使うなら気が散らないシンプルなデザインなどと、用途別にデザインを選ぶとよいでしょう。

カップは目的ごとに使い分ける

マグカップの大きな特徴は、さまざまな用途に使用できることです。マグカップ自体には使い方のマナーも特にありません。コーヒーだけでなく緑茶や紅茶、ジュースやスープ、ビールを注いでもOKです。

大切なのはマグカップを目的ごとに使い分けることです。例えば熱い飲み物用に熱伝導率の低いマグカップを使う。夏場に生ビールを楽しむために大容量で泡立ちのよい素焼きのマグカップを使うなど、目的ごとに使い分けるのがおすすめです。

マグカップとその他のカップとの違い

日常で使用される機会が多いマグカップは、来客用としては向いていません。大切な来客にコーヒーや紅茶を出すなら、コーヒーカップやティーカップを使った方が無難です。

ではマグカップとコーヒーカップ、ティーカップには、どのような違いがあるのでしょうか。

コーヒーカップとの違い

コーヒーカップは文字どおり、コーヒー専用のカップです。そのためコーヒーをおいしく飲める形やサイズに作られています。

コーヒーは約68〜70℃が飲み頃の温度とされています。飲み頃の温度を保てるようにコーヒーカップは、飲み口から底までが長めで冷めにくい形状をしているタイプが主流です。

容量はレギュラーコーヒー用で、180〜200ccくらいと、マグカップに比べると容量が少ないのが一般的です。

取っ手部分もマグカップに比べると小さく、指1本が入る程度の細い取っ手が付いています。コーヒーカップは指を入れて持つのではなく、挟んで持つのがマナーだからです。

デザインはカップによって異なりますが、抽出したときの色が濃いコーヒーを注ぐため、コーヒーカップの内側にはあまりデザインが入っていません。

カップの下にソーサー(受け皿)を置いて使うのが一般的です。

ティーカップとの違い

ティーカップは紅茶専用の形とサイズのカップです。

紅茶の抽出に適したお湯の温度は約100℃とされています。おいしい温度は約70℃とされていますが、熱くても飲みやすいように、ティーカップは深さが浅めで広口の形状にするのが一般的です。

紅茶はコーヒーに比べると色が薄いため、カップの内側に絵や柄の付いたものが主流で、容量は200cc前後が中心です。

ティーカップの取っ手はコーヒーカップと同じく、指を入れないで取っ手部分を指で挟むようにして持つのがマナー。そのためマグカップに比べると取っ手は小さく作られています。

またコーヒーカップと同様、多くの場合、ソーサー(受け皿)とセットで使用されます。

まとめ

今回はマグカップ選びのポイントをご紹介しました。マグカップは種類が豊富です。目的や好みに合わせて形や素材、容量やデザインなどを選ぶとよいでしょう。

自分の好みに合ったマグカップを選びたいなら、デザインを自分で決めるオリジナルのマグカップを作るのもおすすめです。オリジナルのマグカップは、親しい人へのプレゼントや記念品として贈っても喜ばれます。

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